生まれは川崎。祖父、父と2代続く八百屋の長男坊。幼い頃から毎日遅くまで働く両親の背中を見て育ってきました。

スーパーの隆盛と反比例するように日に日に失せていく商店街の活気。時代の変わり目に飲み込まれていく。そんなどこかで目にした新聞記事を地で行くような状況でした。

店を閉めた後は額にしわを寄せ難しい表情を崩さない父。黙って帳簿をつける母。
資金繰りで苦悩する両親の姿を見るのは日常茶飯事でした。

結局、廃業の道を選んだのですが、もしもあの時、私が税理士だったら・・・。
もっと両親の苦労を減らせることができたんじゃないか？
もっと早めの手を打てたんじゃないか？
きっと何かできたはずだ。きっと・・・。

だからこの仕事を選んだのはとても自然な流れだったと思っています。経営者の方の悩みを一緒に解決するパートナーでありたい。手遅れになる前に、早めの経営判断ができるよう一生懸命に支えたい。これが私の源泉であり、変わらぬ価値観なのです。

税理士といえば、毎月報酬をとるが、会うのは年に一度決算のときだけ。こんなイメージを持たれるお客様もいらっしゃいます。しかしこれでは私の願いは叶わないのです。

だから、できるだけ毎月、経営者の方にお会いしたい。
一緒に課題を共有したい。
プロとしてのアドバイスもたくさんして差し上げたい。
こう考えています。

事務所のある新橋は街頭アンケートでもお馴染みのサラリーマンの街です。この街にいると景気に敏感でいられます。街行く人々を見ていると、これからの先行きを肌で感じることができます。この感覚と税理士として経営に役立つ情報を数字から読み取る技術。これをしっかりお届けする。とても地味かもしれませんが、これが私のできるすべて、そう言い切っても決して間違いではないと思います。

最近は、メールはもちろんのことスマートフォン、さらにSNSなどの新しいツールやメディアが目覚しい発達を遂げています。面と向かって話をしなくてもコミュニケーションが取れる時代。効率も良いのかもしれません。

しかし私は直接お会いして語り合いたい。手間がかかってもいい。お客様が「何に困っているのか？」「何を望んでいるのか？」を感じ取るにはやはりメールじゃ駄目なんです。いつもお客様のそばに寄り添っていたい。お客様が発展する様子をこの目で見ていたい。何かあればすぐ駆けつけて一緒に悩みを分かち合いたい。

いつもお客様のそばに。経営者の心強いパートナーとして。
それが私たちの願いです。
お客様のご要望に応えるため、全力でお手伝いさせていただきます。